ヘアパーマで大切にしていること / International Hairdresser TAKA

はじめに
ヘアデザインには、大きく2つの要素があります。
「形」と「色」です。
「形」は、ヘアカット、パーマ、ストレート。
「色」は、ヘアカラーで表現します。
そして、パーマとストレートの仕組みは同じで、髪をカール(曲げる)にするか、ストレート(まっすぐ)にするかだけの違いです。
ソーシャルメディアなどの影響で、カールやウェーブヘアは、デザインそのものに注目しがちですが、パーマとストレートの本来の意味は、その人の骨格や髪質のための「補正」です。
ヘアデザインの足りない形を補う、という意味です。
パーマは、デザインを増やす、足し算。
ストレートは、デザインを抑える、引き算。
これらの理解がないと、家で、ヘアアイロンやドライヤーなどでスタイリングした方が良い場合もあります。
しかし、パーマやストレートでしかできないデザインやメリットもあります。
今回は、パーマについて、詳しくご紹介します。
パーマには、コールドパーマとデジタルパーマの2種類があります。
Hairdresser Takaが提案するパーマは、単に髪にカールやウェーブをつけるものではありません。
あなたの生活の質を上げ、「あなたの魅力を引き出す」ための施術になる事を、お約束します。
①どんな髪質、国籍、バックグラウンドでも対応可能
髪が太い・細い、ストレート・くせ毛、硬い・柔らかいなど、基本的にあらゆる髪質にパーマ施術ができます。
ただし例外として、ブリーチや縮毛矯正、ハイダメージの髪にはパーマがかけられない場合があります。事前にご相談ください。
②朝の5分で、再現できるヘアデザイン
自分でも、短時間でスタイリングできるヘアデザインを提案します。
逆を言えば、お客様のライフスタイルを聞いて、自分でスタイリングが出来ないかもと思った時は、提案しません。
なぜなら、ヘアデザインは、Quality of Life(生活の質)において、重要な影響を与えるからです。
Wash and Go.
パーマヘアで、自然乾燥のスタイリングをすると、最短1分以内で最高のヘアデザインを創ることもできます。
③頭のトップに高さを出す
どんなヘアデザインも、顔の形も、年齢も関係なく、頭のトップ(頭頂部)に自然な高さを出すことを大切にしています。
理由は、トップのボリュームがあると、ヘアデザインのバランスを取りやすいからです。
特に必要な方は、横長で四角い骨格をしている方や、顔の輪郭を気にしている方です。
④頭皮と髪への刺激を最小限に / コールドパーマ
髪を巻くローラーには、20種類以上のサイズがあります。
希望のカールと、同じ大きさのローラーを選ぶのが、美容師業界の常識です。
しかし、僕は通常よりも約3サイズ小さいローラーを使っています。
理由は、頭皮と髪への負担を最小限にするために、弱いパーマ剤を使いたいからです。
弱いパーマ剤で、一般的なサイズのローラーを使うと、パーマのかかりが弱いときがあります。
それを、物理的に小さいローラーで、より強く髪を曲げることで、希望の、適切なカールデザインを目指しています。
コールドパーマは、具体的に以下のような方に提案しています。
・敏感肌や皮膚疾患を持っていない方
・頭のトップから、ボリュームをつけるヘアデザイン
・髪の長さが20cm以下のショートヘア
⑤頭皮に薬剤をつけない / デジタルパーマ
上記の④のように、どれだけ弱い薬を使っても、パーマ剤を頭皮につけないことが、頭皮の健康を保つためには大切です。(予防美容)
デジタルパーマは、髪だけに薬剤を塗布し、頭皮には触れない施術方法です。
また、40〜80℃の温度で、カールの形をつけることで、コールドパーマよりも、弱い薬剤での施術が可能です。
デメリットは、熱によりパーマをするため、頭皮近くの、髪の根本からパーマをかけられない事です。
そのため、頭のトップからのボリュームをつけづらいです。
また、髪全体が目にかかる長さ以上ないと、パーマをかけれない場合があります。
これらを考慮して、以下のような方に提案しています。
・敏感肌や皮膚疾患がある方
・髪の長さが20cm以上あるヘアデザイン
・大きなカールやウェーブのヘアデザイン
最後に
パーマは、ストレートヘアの方だけの施術ではありません。
くせ毛がある人でも良いし、一部分だけにパーマをかけるのも、十分に効果的です。
パーマの本質は、ただカールやウェーブヘアする、表面上のヘアスタイルの事ではありません。
骨格や髪質の「補正」です。
補正するとは、コンプレックスを改善し、「あなたの良い素材を残し、個性を引き出す」ことです。
常に、そのような提案を、全ての方に心がけています。