コンサルテーションで大切にしている事 / International Hairdresser TAKA

あなたの“本音”を大切にするカウンセリング
美容室に行くとき、こんなふうに感じたことはありませんか?
・自分の考えを理解してくれるか不安
・うまく言葉で伝えられる自信がない
・なんとなく仕上がりに満足できないけど、理由が分からない
その気持ち、とてもよく分かります。
だから僕は「聞く」ことを何よりも大切にしています。
最初のカウンセリングでは、できる限りお客様の気持ちを引き出せるよう、じっくりお話を聞かせてもらいます。
もちろん、話したいことがなければ、無理に話す必要はありません。
でも、必要があれば、時間が許す限り、30分でも1時間でも時間を気にせずお話を伺います。
ヘアスタイルの話に限らず、
・最近こんなことがあった
・こういうふうに見られたい
・仕事でこういう挑戦をしようと思っている
など、どんな話題でも構いません。
むしろ、ヘアスタイル以外の話の中にこそ、その人らしさが隠れていることも多いです。
Hairdresser TAKAは、東京・表参道とロンドンで、これまで1万人以上のお客様を担当してきました。
国籍や髪質、価値観もバラバラなお客様に向き合ってきた経験をもとに、複数の選択肢をご提案します。
その中から一緒に選び、話し合いながら決めていく。
一方的に美容師の意見を押し付けるのではなく、お客様の希望を言われた通りに対応するだけでもない。
“共同作業”のように、二人三脚で進めることを大切にしています。
コンサルテーションのステップ
1. 聞く
今、お客様の感じていることを、聞かせて頂きます。
好きなヘアスタイルとその理由。
嫌いなヘアスタイルや過去に嫌だった美容室の経験など、すべてが大切なヒントになります。
特になければ、何も話さなくても大丈夫です。
2. 提案
これまでの経験をもとに、できる限り多角的に提案します。
固定概念を持たずに、「こんなヘアデザインもありますよ?」という感じで、複数の選択肢を意識しています。
3. 一緒に決める
僕の考えを押し付けず、でも無理に合わせず。
お互いの視点を持ち寄って、一緒に最適なスタイルを見つけていくプロセスを大切にしています。
カウンセリングは、施術の前だけではありません。
施術中も、気になることがあれば、その都度確認しながら進めていきます。
そのすべてを通じて、本当の満足に近づけていきます。
僕が大切にしている3つのこと
1. 「言語の壁」をつくらないこと
ヘアサロンでは、英語・日本語だけでなく、翻訳アプリも活用して、どんな方ともコミュニケーションが取れるよう工夫しています。
2. 「どう伝えていいか分からない気持ち」に寄り添うこと
うまく言えなくても大丈夫です。
少しの表情や言葉からでも、気持ちを汲み取れるよう、常に耳と心を開いています。
3. 「美容室の苦手意識」に寄り添うこと
過去に美容室で嫌な経験をした方も、少なくありません。
その気持ちを理解し、不安を少しずつ減らせるような空間づくりをしています。
最後に
僕が目指しているのは、
「ただの美容室」ではなく、“自分らしさ”を安心して相談できる場所。
良いヘアデザインをつくることは、
より良い生活や、前向きな気持ちを引き出すための手段にすぎません。
悩みがなければ、髪型にこだわる必要なんてないかもしれない。
でも多くの人が、自分の中にちょっとしたコンプレックスや「こうなりたい」という想いを抱えています。
僕もそうです。
同じヘアデザインでも、人それぞれの目的や背景によって、仕上がりに微妙な違いが生まれます。
“あなただけの理由”が見えると、そこに本当の魅力が宿ると、僕は思っています。