Q. デジタルパーマは、通常のパーマ(コールドパーマ)よりダメージしますか?
A.デジタルパーマは、優しいパーマ薬剤で施術が可能です。そのため、コールドパーマ後の髪の状態に比べて、ダメージの大きな差はありません。
前提として、全てのパーマ、ストレート、カラーリングを施術した際は、少なからず髪へのダメージはあります。
しかし、美容室での施術方法によって、ダメージを最小限に抑えることが出来ます。
一般的に、コールドパーマに比べて、デジタルパーマは髪への負担が大きいと思われていらっしゃる方がいます。
しかし、これは条件により異なります。その理由を以下にまとめました。
①デジタルパーマは、熱を利用するため、優しい薬剤での施術が可能だから。
②根元から毛先にかけて、髪の状態にあわせて薬剤の塗り分けができるから。
③応力緩和という技術を使い、強くない薬剤でもパーマをかけられる。
④しかし、十分な知識と経験がないと、コールドパーマよりもダメージを受ける可能性が高い。
デジタルパーマは、熱を利用するため、優しい薬剤での施術が可能だから。
デジタルパーマは、髪を40〜70度で加温するので、コールドパーマよりも優しい薬剤で施術することが可能です。
実際、Hairdresser Takaの施術では、コールドパーマよりも優しい薬剤を使用する事が多いです。
適切なパーマ剤を使用すれば、薬剤によるダメージを最小限に抑えることができます。
根元から毛先にかけて、髪の状態にあわせて薬剤の塗り分けができるから。
また、人の髪は、根元と毛先の髪質(髪の状態)は異なります。
根元は、健康な状態。
毛先は、髪の乾燥や髪が引っかかるなど、髪の長さによって様々な髪の状態になっています。
デジタルパーマは、髪の根元から毛先の状態に合わせて、ペースト状の薬剤で塗り分ける事ができます。
毛先のダメージが気になる方も、定期的にパーマをかける事が可能になります。
応力緩和という技術を使い、優しい薬剤でもパーマをかけられる。
デジタルパーマは、2回ローラーを巻いていきます。
1回目は、薬剤を髪に塗布する際に、希望のヘアスタイルよりも小さなロッドで髪を巻きます。
2回目は、1回目のローラーを取り、希望のヘアスタイルに適した大きさのローラーを巻いていきます。
1回目に小さなロッドで、可能な限り髪を曲げることで、大きなウェーブ(韓国風ヘアなど)もかかりやすくなります。
これが応力緩和という原理です。
また、パーマがかかりやすいため、必要以上の強い薬剤を使う必要がなくなります。
しかし、十分な知識と経験がないと、コールドパーマよりもダメージを受ける可能性が高い。
これまでの説明の様に、プロの美容師にとって高度な知識と技術が必要になります。
まとめ
通常のパーマ(コールドパーマ)に比べて、デジタルパーマは必ずしも髪への負担が大きいとは言えない理由を書かせて頂きました。
①デジタルパーマは、熱を利用するため、優しい薬剤での施術が可能だから。
②根元から毛先にかけて、髪の状態にあわせて薬剤の塗り分けができるから。
③応力緩和という技術を使い、強くない薬剤でもパーマをかけられる。
④しかし、十分な知識と経験がないと、コールドパーマよりもダメージを受ける可能性が高い。
ヘアスタイルのための技術や道具は、年々進化しています。
それと同様に、美容師も進化しています。
誤った情報にとらわれず、是非あなたの生活が、ヘアを通してHappyになれますように。。。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。