美容室って、正直どこも同じに見えませんか?

カラー施術前に、頭皮と髪の状態を丁寧に確認しながら薬剤を塗布する美容師の様子
美容室って、正直どこも同じに見えませんか?

「カットして、カラーして、パーマして、ストレートして、
あとはトリートメントかヘッドスパ。」

正直に言うと、
そう感じている人、かなり多いと思います。

実はこれ、
美容師である僕自身も、昔からずっと感じてきたことです。

場所が違う。
値段が違う。
有名かどうかが違う。
おしゃれそう、ラグジュアリー、カリスマっぽい…。

でも、
結局やっている“行為”だけを見ると、違いが分かりにくい。

これはお客様が鈍感なのではなく、
むしろ自然な感覚だと思っています。


「どこも同じ」に見えるのは、ある意味当然です

美容師、理容師、ヘアサロン、バーバー。
業態は違っても、提供している技術要素はかなり共通しています。

  • カット
  • カラー
  • パーマ
  • ストレート
  • ヘッドスパ
  • トリートメント

これは良い悪いの話ではありません。
業界として成熟した結果 でもあります。

どのサロンも一定以上の技術水準があり、
最低限のクオリティは担保されている。

だからこそ、
「違いが分からない」と感じるのは、すごく自然なんです。


じゃあ、何で価格や評価が違うのか?

ここで多くの人が疑問に思うと思います。

  • 技術の差?
  • センス?
  • 立地?
  • 有名だから?
  • 雰囲気?
  • カリスマ性?

たしかに、どれも多少は関係します。
ただ、それだけで説明できるほど単純ではありません。

僕が思う一番大きな違いは、
「何をゴールに仕事をしているか」 です。


僕が大切にしているのは「技術の先」

誤解のないように言うと、
僕は技術そのものにも自信があります。

東京、ロンドン、そして様々な国籍・髪質の方を担当してきました。
その経験が、今の引き出しになっています。

ただ、
差別化の本質は、そこではありません。

僕が一番時間とエネルギーを使っているのは、
「切る・染める・かける」前の部分です。


医療ではない。でも、医師的な視点は持つ

僕は医師ではありません。
医療行為もできません。

でも、
医師が患者さんを見る時の「考え方」 は、
美容師でも取り入れられると思っています。

例えば、

  • 頭皮をマイクロスコープで確認する
  • 炎症の有無
  • 血流の状態
  • 皮脂や乾燥のバランス

それを見た上で、

「なぜ今、この悩みが出ているのか?」
「どういう状態になれば、改善や予防につながるのか?」

を一緒に考える。

ここが、
ただの施術との大きな違いだと思っています。


薬に頼らない選択肢も、知っていていい

もちろん、

  • AGA治療
  • 円形脱毛症
  • アトピー性皮膚炎

こういった症状は、
必ず医療機関を受診すべき ものです。

特に若い方の円形脱毛は、
命に関わらなくても、人生の質に大きく影響します。

そこは迷わず、医師の判断を優先してください。

そのうえで、
それ以外にできることも、実はたくさんある
という話です。


東洋医学的な「根本を見る視点」

薬は即効性があります。
一方で、副作用という側面もあります。

だからこそ、

  • 体を冷やさない
  • 睡眠の質を上げる
  • 血流を整える
  • 炎症を起こしにくい状態を作る

こういった
一見、髪と関係なさそうなこと が、
実は長期的にかなり効いてきます。

すぐに変化は出なくても、
1年、2年というスパンで見ると、
白髪、薄毛、くせ毛、頭皮トラブルに
確実に影響してきます。


僕が提供しているのは「一時的な正解」ではありません

白髪を一時的に隠す。
ボリュームを一時的に出す。
クセを一度まっすぐにする。

それ自体は、もちろん否定しません。

ただ僕は、
その先の生活がどう変わるか を大切にしています。

  • 体調が安定する
  • 疲れにくくなる
  • 不安が減る
  • 髪や頭皮を過剰に気にしなくなる

結果として、
ヘアスタイルも自然と良くなっていく。


髪は、体の一部です

髪型だけ良くても、
体が崩れていたら長続きしません。

逆に、
体の土台が整ってくると、
髪はちゃんと応えてくれます。

僕がやっているのは、
「髪を通して、生活全体を整えていく仕事」。

派手さはありませんが、
1年後、2年後に
「来てよかった」と思ってもらえるように、
淡々と続けていくこと。

それが、一番大切だと感じています。