流行じゃなく、“自分らしさ”を引き出す髪型って?美容師TAKAが大切にしている考え

マンツーマン施術をしている、International Hairdresser TAKAです!

「自分に似合う髪型って、実はよく分からない」
そんなふうに感じている方って、意外と多いんじゃないでしょうか。
このページでは、美容師として15年以上いろんな髪と向き合ってきた中で、僕がたどり着いた「似合う髪型って何だろう?」という考えをお話しします。
トレンドよりも大事なのは、「あなたらしさ」がちゃんと伝わること。
その魅力を自然に引き出せるスタイルを、一緒に見つけていけたら嬉しいです。
技術が完璧でも、喜んでもらえないと意味がない
美容師になりたての頃の僕は、とにかく技術にこだわっていました。
- 形がビシッと整ったカット
- 色ムラのないツヤ感のあるカラー
- ダメージを抑えたパーマやストレート
これが「お客様のため」だと信じていたんです。
でもある時、「完璧な仕上がりのはずなのに、なぜかお客様の表情が浮かない」──そんな瞬間がありました。
そこで初めて気づいたんです。
髪だけ整えても、気持ちは置き去りにしてたんじゃないかって。
やっぱり、髪型って“その人の気分”にもすごく影響します。
だから今は、「技術よりも、その人が自然に笑顔になれるスタイル」を大切にしています。
“その人らしさ”を引き出すってどういうこと?
僕が思う“似合う”スタイルとは、
悩みをカバーしつつ、髪質・骨格・ライフスタイルにフィットすること。
年齢を重ねたり、生活スタイルが変わったりすると、悩みも変わってきますよね。
例えば僕自身も、30代になってからは「トップに少しボリュームほしいな」とか「若く見られたいな」って思うようになりました(笑)。
きっとお客様も、そんなふうに思う瞬間があるんじゃないかなと。
だからこそ、最初は「今、どんなことが気になってるか?」を一緒に整理して、そこからヘアスタイルを考えるようにしています。
「これが正解」って決まってるわけじゃなくて、
その人の感覚にしっくりくること。それが“似合う”の本質だと思っています。
話しやすい距離感を大事にしています
はじめましての方にとって、本音を話すのって勇気がいりますよね。
実際に、最初はあまり多くを話さずにいたお客様が、何度か来てくださるうちに少しずつ思いを打ち明けてくれた…というケースもたくさんあります。
だから僕は、無理に会話を引き出したりしません。
施術中は、必要以上に話しかけないこともあります。
でも、ぽろっとこぼれた一言に、その人の“本音”が隠れていることもある。
そういう声をちゃんとキャッチできるように、いつも集中して向き合っています。
小さな変化が、気持ちを軽くすることもある
髪型をガラッと変えなくても、気分ってけっこう変わるものです。
- 分け目をちょっとずらしてみたり
- 前髪に少し軽さを出してみたり
- 髪の一部にヘアカラー、パーマ、ストレートを加えてみたり
そんな小さな工夫でも「なんか新鮮!」って感じてくださる方、多いんです。
鏡を見るのがちょっと楽しくなる。
それだけでも、毎日の気持ちって少しずつ前向きになっていきます。
お客様のリアルな変化が、いちばん嬉しい
長く通ってくださってる方の中には、
- 白髪染めや縮毛矯正を卒業して、ナチュラルな髪に切り替えたり
- 周りの目を気にせず、自分が本当にやりたい髪型にチャレンジしたり
そんな小さな一歩から「自分らしさ」を見つけていく方も多いです。
「自分って、こんな一面もあるんだ」
「髪型変えただけなのに、なんか元気が出てきた」
そんな声をいただくたびに、美容師っていい仕事だなって実感します。
施術そのものだけじゃなく、
その人の“らしさ”がもっと伝わるような提案を、これからも大事にしていきたいと思っています。
最後に
まずは、今感じている髪のお悩みに一緒に向き合うこと。
そしてそこから、ちょっとずつ変化を楽しんでいくこと。
髪を通して、日々の気持ちや表情が少しでも軽くなるような、そんな時間を一緒に作れたら嬉しいです。
「自分のための美容室、そろそろ見つけたいな」って思ったら、いつでもご相談ください。
お会いできるのを楽しみにしています。