ヘアカラーで大切にしている事 / International Hairdresser TAKA

はじめに
ヘアカラーは、
・赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色の「色相」
・明るさの「明度」
・鮮やかさの「彩度」
の3つの要素で考えていきます。
そして、色は見た人の本能に働きかけ、心理的にさまざまな影響を与えます。
ポジティブな面もあれば、ネガティブな面もあります。
ポジティブな色の特徴を利用して、あなたの持っている素質(髪質、髪色、肌の色、瞳の色)が、最大限に活かされる施術が必要です。
たとえば、こんな理由だけでヘアカラーをしていませんか?
・なんか、髪色を明るくしたい
・とにかく、白髪を染めて隠したい
・とりあえず、流行してるカラーをしてみたい
このようなヘアカラーは、あなたのために、パーソナルに考えられてる要因は、何一つありません。
Hairdresser TAKAでは、あなたの生活の質を上げ、「あなただけの魅力を引き出す」カラーデザインを提案しています。
以下、僕がヘアカラーで大切にしている3つのポイントをご紹介します。
① 国籍・髪質・バックグラウンドを問わない、ヘアカラー
髪は、多様なバックグラウンドによって、みんな大きく異なります。
同じカラー剤を使っても、発色・定着・褪色スピードは、まったく違うものになります。
僕が、今まで対応してきたお客様は実にさまざま。
その経験から、以下のような対応が可能です
- 髪、肌、目の色素に応じたカラーコンサルテーション
- 世界各国のカラートレンドの理解
- 固定観念にとらわれない白髪のデザイン提案
- パーソナライズを最大限に高める、ブリーチなしのハイライト提案
② サロンに通う頻度が減る、長持ちするカラーデザイン
「毎月カラーするのが面倒」
「すぐ根元が目立って気になる」
僕のカラー設計は、根本が伸びても気にならないデザインが基本です。
具体的には、ハイライト(ブリーチなし)と、白髪を活かすカラーデザインの2つがあります。
ハイライト(ブリーチなし)
【ハイライトのメリット】
- 全体 or 部分的(前髪や毛先)などを、ヘアカットに合わせて、パーソナルなカラーデザインにできる
- 地毛をあえて残すことで、伸びた部分が自然に馴染む
- カラーをする周期を1.5~2倍に伸ばす(例:2ヶ月に1回→3〜4ヶ月に1回)
【ハイライトのデメリット】
- 髪全てを染めるワンカラーに比べて、明るさが物足りなく感じる場合がある(地毛を残すため)
【ブリーチを使わないメリット】
- 色落ちが少ないため、長持ちする
- 髪へのダメージが少ない
- パーマやストレート(縮毛矯正)もできる / ブリーチをすると、ほぼ不可能
- メンテナンスが楽で簡単
【ブリーチを使わないデメリット】
- 色のバリエーションや彩度に限界があるため、人によっては物足りなく感じる
白髪を活かすカラーデザイン
通常のカラー剤は、強いアルカリ性のpHになっています。
強アルカリのカラー剤は、白髪と地毛の、両方の色を変えます。
しかし、低アルカリのカラー剤を使用すると、地毛はそのまま残し、白髪だけに色を入れる事ができる場合があります。(白髪を、地毛よりも明るい色で染める時など)
【白髪を活かすメリット】
- 地毛を残し、白髪のみを染めることで、ハイライトデザインにできる
- 白髪は何色にも染められる「最高の状態」
- 白髪に対するネガティブな印象を、ポジティブに変えられる
【白髪を活かすデメリット】
- 白髪が少ない方は、カラーが物足りなく感じる可能性がある
ハイライトも白髪活用も、「足し算」ではなく「引き算」で考えます。
染めない部分を残すことで色もちがよくなり、髪と頭皮のダメージも減ります。
③ 頭皮の健康を守る、ヘアカラー(予防美容)
薬剤を使う以上、頭皮への刺激やアレルギー反応のリスクは避けられません。
頭皮にカラー剤がついて良い事は、一切ありません。
健康があってこその「美」。
この順番が逆になることはあり得ませんし、あったとしても、「美」の質は低いものになります。
これが予防美容の考え方です。
Hairdresser TAKAでは、以下の施術を行っています。
- 根元1〜3mmを空けたカラー塗布(頭皮に薬剤をつけない)
- 頭皮保護クリームの使用(ヒリつき・刺激を軽減)
- 200倍マイクロスコープによる頭皮診断と、自宅ケアのアドバイス
最後に
世界中どこにでも、年齢関係なく、白髪に悩む方はたくさんいらっしゃいます。
白髪=老いのような、ネガティブなイメージを持つからでしょう。
定期的に白髪を染めている方は、白髪がない方に比べて、どうしてもカラーをする事が作業的で、白髪を隠す事に必死になり、カラーを楽しんでいる感覚の方は少ないと思います。
しかし、白髪とは、真っ白な画用紙に、あなたの好きな色を、なんでも染められる最高の状態です。
ブリーチのハイライトをしていないのに、既に健康なハイライトが頭にあるのと同じです。
そんな発想もあるんだ!と、あなた自身の魅力に色々と気づいて、自信を持って頂けると嬉しいです。