「パーマ予約したけど…カットだけで満足でした」って、どういうこと?

デニムジャケットと白Tシャツを着た若い男性が、自然光の入る室内で穏やかに微笑んでいる。柔らかい茶色の髪と丸眼鏡が印象的で、落ち着いた雰囲気のポートレート写真。

「カットだけで、すごく変わった。もうこれで十分だよ!」

昨日、フランスから来たお客様がそう言って、笑顔で帰られました。
最初はパーマでご予約いただいていたんですが、
カウンセリングで、髪型の悩み・髪の状態・ライフスタイルなどをお伺いした後、複数の視点から判断し、今回は“カットだけ”をご提案しました。

結果、とても満足していただけて、薬剤施術はなし。
髪にも頭皮にも負担はかけず、自然な変化を一緒に楽しめました。

僕の考えとして、
薬剤を使わないで済むなら、それがいちばんいいと思っています。

カラーやパーマ、ストレートはたしかに便利な技術ですが、
時間もかかるし、コストもかかる。
そして何より、髪や頭皮には確実に負担がある。

だから「なんとなく変えたい」気持ちに対して、
本当にパーマが必要かどうかは、毎回ちゃんと見極めるようにしています。

もし僕が売上や利益だけを考えていたら、
たぶん、そのままパーマをしていたと思います。

でも、“お客様にとって本当に必要なことは何か”を大事にしたい。
そういう向き合い方のほうが、結果的に満足してもらえることが多い気がします。

カットだけで満足できるなら、それがいちばん健やかでシンプル。
髪が整えば、気持ちも整う。
必要以上の施術は、しないに越したことはないと思っています。