“技術”だけじゃない。Takaがヘアスタイルに付けている“価値”の話

美容室の料金って、けっこう幅がありますよね。
安いところもあれば、ちょっと高めのところもある。
じゃあその違いは何なのか。
立地? 設備? お店の雰囲気? 技術? 使用する薬剤? 都会か田舎か?
――もちろん全部、影響します。
でも、もうひとつ大事な基準があります。
それが、「付加価値」です。
付加価値ってなんだろう?
たとえば、まったく同じカットをしても、
その人にとって“特別”に感じるかどうかは、そこにどんな意味が込められているかで変わります。
僕にとっての「付加価値」は、
お客様一人ひとりの人生に、ちゃんと向き合って提供するヘアスタイルです。
パーソナライズの深さ=理解の深さ
「希望の髪型にしますね」――これは最低限のスタートライン。
僕が大切にしているのは、その人の
- ライフスタイル
- 働き方・暮らし方
- 感性や価値観
- 国籍や文化的な背景
- 性格や悩み
- これからどう生きていきたいか
…といった、“その人を形づくっている全体”への理解です。
それをもとにしたヘアスタイルには、同じ髪型でもディテールに明確な違いが出ます。
たとえば、
- 襟足の丸みや柔らかさ
- 前髪の「抜け」の加減
- サイドの収まり方
- 毛先の厚みの残し方
- 後頭部の自然な立ち上がり
- 顔型に合わせた黄金バランス
…細かすぎて伝わりにくいかもしれませんが、
こうした“ちょっとした違い”が、「その人らしい」「なんか品がある」につながっていきます。
僕のサービスは、オーダーメイドの服に近い
既製品の服を買うように、たくさんのヘアスタイルがのったインターネットを見て「この髪型にしてください」とお願いすることも悪くない。
でも、僕が提供しているのは、もっとオーダーメイドに近いサービスです。
お客様のサイズを測って、
着るシーンや用途を聞いて、
その人の個性や雰囲気に合わせて、
生地や形を決めていくような感覚。
だから僕は、お客様への理解力をより深めるために、コンサルテーションをとても大切にしています。
「早くしてほしい」も、ちゃんとオーダーメイド
「なんだか難しそう」「時間がかかりそう」と思う方もいるかもしれません。
でも、実はそれも誤解なんです。
お客様の中には「今日は急ぎで10分で出たい」という方もいます。
その場合でも、予約時に伝えて頂ければ、僕は10分でその人の魅力が最大限に引き出せるような提案・施術をします。
“短時間でも高品質”というのも、その人にとってのパーソナライズ。
結局、「価値」って誰が決めるの?
美容室の料金を「カットに何分かけたか」「どんな技術を使ったか」だけで決めてしまうと、
見えない価値が置き去りになります。
でも本当は、
その髪型がどれだけ“自分らしくいられるものか”
どれだけ“日常が整って感じられるか”
――そのほうがずっと、大事だと思うんです。
僕は、ヘアスタイルを通して
「自分にちゃんと向き合えている感覚」を届けたいと思っています。
そのために、技術以上に大切にしている“お客様への理解力”があります。
それが、僕がずっと大事にしてきた「パーソナライズ」であり、Hairdresser TAKAの提供する“付加価値”です。