“高い料金”じゃなくて、“高い価値”を提供したい

木製のカウンターに並べられた理美容用のシザーズ、ブラシ、バリカン。プロの道具が整然と置かれた、美容師の仕事場の一コマ。
“高い料金”じゃなくて、“高い価値”を提供したい

── Takaの価格設定に込めた、本当の想い

美容室を選ぶときに、料金を気にする人は多いと思います。
それは当然のことだし、僕自身も、何かサービスを受けるときに“いくらかかるのか”はちゃんと気にします。

でも、僕がいつも思っているのは、
「安いか高いか」よりも、「納得できるかどうか」の方が大切なんじゃないかってことです。

■ 「高い料金ですね」と言われることもある

正直に言えば、僕のメニュー料金は、近くのチェーン店や一般的な美容室と比べると高く感じる方もいるかもしれません。
「ヘアカットでこの値段?」
「時間に対して、割高なんじゃないですか?」

そう思われるかもしれません。

でも、僕の中ではそこにちゃんと理由があるんです。

■ 僕が“売っている”のは、髪型そのものじゃない

髪型をつくるのは、美容師の仕事です。
でも僕は、「髪型だけを売ってる」とは思っていません。

  • 自分のことがちょっと好きになれるような髪型
  • 人前に出るときに、自信が持てる髪型
  • 忙しい朝でも、自分でサッと整えられる髪型
  • 気持ちまで整うような髪型

そういう、“日々の気持ちに影響する髪型”を、マンツーマンでじっくり一緒に作っています。

■ 僕が提供している“価値”とは

たとえば、カットだけでも
「どんな生活をしているのか」
「普段はどんな服を着るのか」
「どんなふうに自分を見せたいのか」
そういう話を、じっくり聞かせてもらってからハサミを入れます。

カウンセリングだけで30分以上かかることもあります。
それでも僕は、そこにこそ本当の意味での価値があると思ってる。

なぜなら、
髪型って、その日だけじゃなくて、これからの日常にずっと関わっていくものだから。

■ 時間ではなく、“深さ”で提供するサービス

「カットだけなら30分で終わる美容室もあるのに」
「もっとスピード重視でもいいんじゃないですか?」

そんな声もあるかもしれません。
でも僕は、「ただ髪を切る」以上のことをしているつもりです。

技術だけじゃなく、
その人のライフスタイルや価値観に深く入って、ヘアスタイルを提案する。

そこまで向き合うからこそ、
ただのカットが、「自分の気持ちを変える時間」になると思っています。

■ 「高い料金」ではなく、「高い納得感」を

僕が目指しているのは、
“高い料金の美容師”ではなく、
“高い納得感を持ってもらえる美容師”です。

「ここまで丁寧に話を聞いてもらったの、初めてです」
「この髪型にしてから、自分のことがちょっと好きになれました」
そんなふうに言ってもらえると、
ほんとに嬉しいし、「やっててよかったな」って思います。

■ 最後に

もし、値段だけを見て「高いな」と思ったら、ぜひその理由も見てみてください。
どんな思いで施術しているか、どんなふうに向き合っているか。
そこまで知ってもらえたら、きっと“金額の見え方”が変わると思います。

値段じゃなくて、「お願いしてよかったな」って思ってもらえる美容師でいたい。
これからも、そんなふうに仕事を続けていけたらと思っています。