「黄金比」と「白銀比」、どっちが“あなたの魅力”を引き出す?

美しい横と縦のバランスの「黄金比」とか「白銀比」って、聞いたことありますか?
美容の世界でもよく出てくる言葉ですが、実はこれ、“正解”を決めるものではありません。
僕が大切にしているのは、
黄金比とか白銀比っていう“比率の美しさ”を使って、その人にとってのバランスの良さを見つけること。
たとえば黄金比は、1:1.618。
ギリシャ建築やモナリザ、海外のファッションモデルなどにも使われる「完璧」とされる比率です。
一方、白銀比は1:1.414。
日本の法隆寺や和紙のサイズにも取り入れられている、どこか“落ち着く”バランス。
この違い、髪型にもちゃんと影響してくるんです。
- 黄金比は、顔立ちや輪郭に関係なくバランスの取れたヘアデザインをつくりやすい。
- 白銀比だと、丸みをもつバランスで「優しさ」や「安心感」を残すように見える。
ここで大事なのは、
「黄金比の方が上」でも「白銀比の方が正解」でもないということ。
“自分らしい魅力”って、万人に同じじゃない。
だから、誰かの黄金比をそのまま真似しても、必ずしもしっくりくるとは限らないんです。
僕のカウンセリングでは、
その人の顔立ち、骨格、髪質、そして「どう見られたいか」まで含めて、
自然とフィットする“比率の落としどころ”を一緒に探します。
「襟足の長さを短くすると、首が長く見えてバランスが整う」とか、
「前髪の幅を少しだけ広めると、目鼻立ちが引き締まって見える」とか。
そんなふうに、髪型で“比率”を微調整していくんです。
比率の話って、なんだか難しそうに聞こえるかもしれないけど、
実はすごく身近な話。
たとえば鏡を見たときに、「なんか今日はバランスいいな」って思える日。
それはたぶん、あなたにとっての“ちょうどいい比率”に整ってるから。
だから僕は、「この髪型が似合う」って決めつけるんじゃなくて、
“あなたの黄金比”や“あなたの白銀比”を一緒に探したいと思ってます。
目指すのは、他人にとっての「完璧」じゃなくて、
あなた自身が「いい感じ」と思えるバランス。
それが、僕の考える“似合う”の正体です。