ストレスを緩和する、美容師としての僕の役割

髪や頭皮の健康を保つために、特別なトリートメントや一度きりの施術では限界があります。大切なのは日々の正しい習慣です。
睡眠・食事・運動。この3つは医療においても健康の基本とされますが、髪や頭皮にとっても同じように重要だと僕は考えています。
ただし、この3つの習慣を継続するために、もっと根本に関わっている要素があります。
それが「ストレス」です。
ストレスがもたらす悪循環
ストレスを抱えていると、
- 睡眠が浅くなる
- 食事が偏る(甘いものやジャンクフードに偏る)
- 運動する気力がなくなる
こうして心身のバランスが崩れることで、髪や頭皮にも影響が出てきます。乾燥・抜け毛・白髪の増加など、表面的なトラブルとして現れることも少なくありません。
そして、現代社会では多くの人が何らかの形で強いストレスを抱えています。仕事、人間関係、家族のこと…。避けられないストレスも多いからこそ、完全に排除するのは難しいものです。
美容室を「ストレスから解放される場所」に
だからこそ、僕はお客様がサロンに来てくださる時間を「唯一リラックスできる時間」にしたいと考えています。
- 無理に会話をする必要はない
- ただ黙っていても落ち着ける空気をつくる
- まるで森や海にいるように、ふっと力を抜ける雰囲気を大切にする
そんな空間をつくることが、僕の美容師としての役割の一つだと思っています。
もちろん髪を整えることも大切ですが、それ以上に「気持ちを整える場所」であることに価値がある。お客様の心が軽くなることで、自然と髪や頭皮の健康にも良い影響がつながっていくのです。
付加価値は「髪型」以上に
ときには髪や頭皮の話ではなく、人生や悩みについて相談されることもあります。
そんな会話も、ストレスを緩和する大切な時間だと僕は思います。
つまり、美容師の仕事は「髪型を作る」だけではありません。
お客様のストレスを和らげ、リラックスできる環境を提供すること。
それが、僕が大切にしている“付加価値”です。
👉 僕が提供しているのは、見た目を整えるだけのサービスではなく、心と体、そして髪をつなげるトータルなケア。
一人ひとりにとって「帰り道が少し軽やかになるような時間」を届けたいと、日々思っています。