襟足の生え癖はヘアカットで変わる。真ん中に寄る・横に広がる髪への対処法

ショートヘアを希望するお客様の中には、「襟足がうまく収まらない」「短くすると襟足が浮く」「後ろの形が綺麗にならない」と悩んでいる方が多くいます。
その原因の一つが、襟足の生え癖です。
頭の骨格だけではなく、髪の毛がどの方向に生えているのかを理解してヘアカットをすることは、とても大切。
特に短いショートヘアほど、数ミリから1センチ程度の長さの違いが、髪型の印象を大きく左右します。
襟足が真ん中に寄る人は、横に長さを残すことが大切
襟足の生え癖でよくあるパターンの一つが、髪の毛が中央に集まるように生えているケースです。
後ろから見ると、襟足の真ん中だけがしっぽのように伸びて見えたり、左右のボリュームが少なく見えたりすることがあります。
このような髪質の場合、ただ均一な長さで切ってしまうと、さらに真ん中に髪が集まって見えてしまうことがあります。
そのため、ヘアカットでは襟足の真ん中を短くし、後頭部の左右に少し長さを残すようにデザインします。
ヘアカットのプロセスでは、「最初に切った部分が短くなりやすく、最後に切った部分は長さが残りやすい」という特徴があります。
そのため、真ん中に寄る生え癖の場合は、後頭部の中心からカットを始め、左右へ向かって切っていくことで、横の髪に自然な長さを残すことができます。
襟足が横に広がる人は、真ん中に長さを残す
反対に、襟足が左右に広がる生え癖の方もいます。
この場合、襟足の中央部分が割れて見えたり、後ろのシルエットが広がって見えることがあります。
このような生え癖には、先ほどとは逆の考え方をします。
後頭部の左右からカットを始めて横を短くし、中央に少し長さを残すことで、襟足の割れを目立ちにくくし、まとまりのある形にしていきます。
同じショートヘアでも、すべての人を同じ切り方で美しくできるわけではありません。
大切なのは、髪の量や頭の形を見ることだけではなく、髪の毛がどちらに向かって生えているのかを理解することです。
髪の流れに逆らって無理に形を作るのではなく、その人がもともと持っている生え方を活かしながら、扱いやすく自然に収まるヘアデザインを作る。
それが、毎朝のスタイリングを簡単にし、時間が経っても形が崩れにくいショートヘアにつながります。


